岩手県遠野市では、高齢化に伴う、医療費の増加が課題となっていた。この課題を解決すべく、遠野市では、2010年に「遠野ICT健幸づくり事業」を立ち上げてた。株式会社ぴーぷるでは、その事業の企画・運営を支援している。
「遠野ICT健幸づくり事業」とは、高齢者に運動する意識を与え、健康促進をサポートする事業。同市では、歩数計を高齢者に配り、歩くことを推進。また歩数計と連動するシステムも導入し、歩数に応じてポイントを付与。付与されたポイントは商品券や減税といった形で還元できる仕組みだ。
同社では、企画から運用までを幅広くサポート。また、市には保健師の有資格者が少なかったため、同社が採用し、人材の提供もサポートした。2019年現在では年間1千人以上の高齢者が参加。計測を始めた2010年と比較すると、医療費は減少傾向にあり、高齢者の筋肉量は増加の傾向にある。今後も続けていくことで、さらなる健康促進に貢献したい考えだ。