2022-10-28

トラックメーカー向けCRMとエンドユーザー向けアプリの開発

様々な顧客データを一元管理できるCRMを構築

本件のクライアントは、顧客データのソースが多岐に渡るため、一元管理が可能なCRMシステムを構築したいと考えていた。トラックを購入した顧客と直接コミュニケーションするための手段と、デジタルプラットフォームを通じてカスタマーケアや新規リードの獲得を促進することが狙いだった。

カスタマーポータルを構築し、メール、SNS、SMSとも連携

クライアントの目的を達成するための取り組みは以下の3つに絞り込んだ。
1.観客データの収集とサービス促進のためのCRMシステムを構築。
2.トラック購入顧客（エンドユーザー）とのコミュニケーションチャネルを構築できるカスタマーポータルシステムを開発。
3.ツール構成：カスタマーアプリ、コールセンター、メールマーケティング、SNSマーケティング、SMSマーケティング。
　

システム内容は以下の機能を満たすものを開発した。
1.CRM
・観客管理
・エンドユーザーとのコミュニケーションチャネル管理
・収益レポート
・プロモーション管理
・統計レポート
・ディーラーとメーカーの報告フロー
・承認フロー

2.カスタマーポータル（CP）
・コミュニケーションチャネルフロントエンド：SNSマーケティング、SMSマーケティング、EメールMKT、Web、カスタマーアプリ
・機能：サービス予約、ロイヤリティポイントとe-Voucher、メンテナンス期間リマインダー、プロモーションプログラム
　

＜開発のための取り組み＞
・クライアントの要望を固めるために先にBA（Business Analysis：業務分析、要求分析）の作業を行って、要件定義を作成。
・クライアントの既存システムに存在する断片的なデータを新CRMシステム用に再構成。
・エンドユーザーとのコミュニケーション用には、ひとつのDBシステムから多様なマーケティングツールを提供。
・動的なロイヤリティ制度を設定できるアプリを開発。
　

＜改善内容＞
・ひとつの顧客DBで一元管理。
・社内報告フロー、承認フローを構築、これまでの紙、メールといった個別のフローをデジタル化。
・エンドユーザーとの直接コミュニケーションが可能になった。

コードラックテクノロジー株式会社
取締役社長

グエン・ヴ・ヒエン（Nguyen Vu Hien）氏

1.ハノイ工科大学2007年卒業。日本に4年間在住、大阪、名古屋、三重県のIT企業でシステム開発に従事。
2.日本では.NET（C#, VB.NET, MS SQL Server）、Java（Spring, Struts, Seasar2, Oracle）の開発者、SEを経験し、日本の文化、品質基準、コミュニケーション能力を習得。
3.ベトナムに帰国後、日系IT企業のベトナム子会社でBrSE（BSE、ブリッジSE）を経験。
4.直近9年間は、日系大手オフショア開発企業の事業立ち上げに参画。
・某オンラインサービス企業向け開発チームを2年半で2名から50名まで拡大、2億円のコスト削減を実現。
・ベトナム国内向けシステム開発事業の立ち上げを経験。大手ショッピングモールの各種サイト開発、システム開発を受注し、国内事業の立ち上げを経験。国内開発チームを2年間で30名まで拡大。
・技術本部長として部下200名をマネージメント（採用、マネージャー教育、評価、組織組成）。
・スマートフォン系開発（iOS, aOS,クロスプラットフォーム）、ウェブ系開発（HTML/CSS/JS、PHP、Perl）のプロジェクトの管理を多数経験。
・先端技術（AR/VR、AI-Machine Learning、Blockchainなど）のR&Dチームの設立、エンジニア採用、育成など、Directorとして研究開発を実施。
・税務業務、CRM業務、オンライン予約業務、ECサイト業務、メディア (オンラインニュース、雑誌)業務の開発経験あり。