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健康機器デバイスのBluetooth連携

既存アプリと複数デバイスの連携がうまくできなかった

今回の案件は、美容健康機器メーカーが販売する健康器具と、専用スマートフォンアプリのBluetooth連携に関するもの。特にAndroid端末と複数デバイスとの接続時に、認証エラーが頻発していた。既存の開発ベンダーではこの技術的課題に対処しきれず、株式会社YAZに相談が持ち込まれた。

現状の調査から始める

しかし、同社のエンジニアたちが直面したのは、技術的問題だけではなかった。既存の仕様書は存在せず、通信という“見えない”問題を調査するには、動作しているiOS版アプリの挙動を解析するほかなく、さらにクライアント側にも技術仕様を正確に把握しているスタッフがいなかったのだ。
そこで同社チームは、まずは綿密なヒアリングを実施し、クライアントと問題の現状を共有することから着手。その上で、実際のデバイスとアプリの通信状況を調査し、技術的な全体像を把握していった。

次々と出てくる課題にひとつひとつ対応

難所としては、Android端末ごとの挙動の違い。国産メーカーはもちろん、中国製スマホも対象となる中で、Snifferという通信解析ツールを駆使し、各端末とデバイス間のパケット通信を一つひとつ確認。中には、ペアリング途中で接続が完了したと判断してしまい、以降アドバタイズパケットを発信しなくなる端末もあり、原因の特定には非常に時間がかかったという。
調査対象となったのは、OPPOやPixelを含む4機種。それぞれの違いに対応しつつも、機種ごとに個別実装するのではなく、すべてをカバーできる共通仕様の分岐設計を構築。Androidのバラつきを乗り越える仕組みを実現した。

同じ規格でも仕様が微妙に異なることも。新製品にもフレキシブルに対応

クライアントが取り扱う健康デバイスの中には、OEM製品や仕様の異なるモデルも混在していた。本来は同一仕様で製造されるはずの製品が、実際には異なる規格で動作していたため、それぞれへの対応も必要となった。
アプリからのファームウェアアップデートにも対応する中で、新製品特有のファーム差分への最適化も実装。こうした細やかな対応力と柔軟な開発体制が評価され、現在も継続的に案件を依頼されているという。

株式会社YAZ
執行役員 CTO 入社14年目
S.T 氏

健康機器デバイスのBluetooth連携

調査・分析

基本設計

詳細設計

実装

テスト

 
更新日時

2023-12-08

所在地

150-0002 東京都渋谷区渋谷2-7-5 EDGE渋谷2丁目 4F

設立

2004年6月16日

事業内容

システムの開発構築
Webサービスの企画開発

資本金

20,000,000円

従業員数

59名

免許

プライバシーマーク 第21000911号
Amazon APN テクノロジーパートナー
SoftBank ロボアプリパートナー
IBM Bussiness Partner
VMware Partner
スポーツ庁「スポーツエールカンパニー」
東京都「スポーツ推進企業」
健康優良企業「銀の認定」

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