今回、株式会社ジョニージャガージャパンが開発したのは、保育業における契約管理システム。業務改善のコンサルタントとして参画していたクライアントと検討の結果、取り組むこととなったものだ。きっかけは、クライアントが基幹システムの新規導入の際に、要件定義の終わりの段階でプロジェクトの進行がうまくいっておらず、クライアントのIT企画部長が知人だった同社O.Y氏にに相談したこと。PMO（Project Management Office）として参加した後、業務改善のコンサルタントとして参画していた。

業務コンサルティングでわかったことは、保育園がある自治体によって細かく業務仕様が異なっていること。当時は全体を把握している人間が誰もいないという問題があった。そこで、これを丁寧にヒアリングし、一旦整理をするところから始め、各園で個別に管理していた情報を本部で共有、管理できるようにした。また、対象となる自治体が増えたり、業態が増える、別の条件で使用したいなど、業務の要求も変化してくるので、新たな機能を追加をしたり、改修するなどをした。結果、使い始めて3、4年運用をしているが、紙で管理していた時から比べると間違いが減り、確実になったという。
保育業はサービスレベルがきちんとしていることが重要。基幹システムのサポートデスク対応を行っていたこともあり、現場の職員にも講習を行い、保育園を利用する保護者の方たちにも説明ができるレベルまで高めている。ITリテラシーが高くないスタッフでも使いやすいUI/UXを開発し、ITの活用性向上に努めている。
クライアント：どろんこ会グループ