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第7回:オンプレミス版とクラウド版の特徴

オンプレミス版とクラウド版の特徴

本日はPleasanterのオンプレミス版とクラウド版(Pleasanter.net)
それぞれのメリット・デメリットについて紹介いたします。

Pleasanterでは利用者の自社サーバ内で構築が可能なオンプレミス版と、
サービス提供元であるインプリム社が提供するクラウド環境を使用するクラウド版があります。

オンプレミス版のメリット・デメリット

メリット

1.カスタマイズ性
オンプレミス版はサーバ環境を自社で管理する為、データベースの設定等を柔軟にカスタマイズができます。
機能制限がなく、拡張機能の利用が可能です。

2.セキュリティ
自社内にデータを保持できるため、データの安全性やセキュリティ対策を独自に強化できます。
データの外部流出リスクを最小限に抑えたい場合に適しています。

デメリット

1.導入コストと運用負担
サーバーの構築や維持管理、バージョンアップなど、導入時の初期コストや運用に関する負担が高くなります。
専門的な知識を持つIT担当者が必要になる場合も多いです。

2.バージョン管理とアップデートの手間
バージョンアップやセキュリティパッチの適用は手動で行う必要があるため、定期的な管理が求められます。

クラウド版 (Pleasanter.net) のメリット・デメリット

メリット

1.導入と運用が簡単
ユーザー登録で利用でき、サーバーのセットアップやメンテナンスが不要です。
すぐに利用が始められ、運用管理の負担も少ないため、ITリソースが限られた企業でも導入しやすいです。

2.自動アップデート
バージョンアップやセキュリティパッチの適用が自動で行われるため、常に最新の機能や安全性を確保できます。
運用管理を外部に委託できることで、システム管理コストも削減できます。

デメリット

1.カスタマイズの制限
データベースの直接参照や拡張機能など一部機能制限があります。

2.セキュリティとプライバシー管理の依存
データはクラウド上に保管されるため、セキュリティやプライバシー管理はサービス提供者に依存します。
企業や業界のポリシーでデータを外部に保管できない場合は、利用が難しい場合もあります。

ライセンスの種類と特長

また、オンプレミス版とクラウド版はそれぞれライセンスが2パターンあります。

オンプレミス版はトライアル・小規模運用向けの「Community Edition」と、
利用項目数が拡張され本格的な運用向けの「Enterprise Edition」。

クラウド版はユーザー課金で小規模運用向けの「Pleasanter.net(SaaS版)」と、
テナント課金で本格的な運用向けの「Pleasanter.net専用環境(SaaS版専用インスタンス)」。

オンプレミス版とクラウド版のどちらが良いかは、自社の状況やニーズによって異なりますが。
オンプレミス版は自社で管理や運用保守が可能で、独自の環境や高いセキュリティレベルのシステムを構築できるので、
自治体や病院、銀行など高いセキュリティが求められる企業で利用されることが多いです。
クラウド版は利用環境はインプリム社側になるので、運用コストや負荷を軽減でき、
気軽に利用開始できる利便性に魅力を感じる企業で利用されることが多いです。

次回はPleasanterを動かすための最小構成について紹介します。

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