グローバルテクノロジー宮崎株式会社では、自社の備品である書籍の管理が煩雑になってきたため、これをシステム化することとした。システム化の内容は、貸し出し状況の把握と読了後のレビューの共有。開発にあたっては、利用経験がなくとも使いやすいということで、グループ会社で取り扱いのあるノーコード・ローコード開発ツールPleasanter（プリザンター）を採用することとなった。
Pleasanterは、オープンソースのノーコード・ローコード開発ツール。Webアプリを、早く簡単に作成できるというもの。管理業務を中心に、テンプレートから選んで使うことができることから、脱エクセル、基幹システムとの連携などに適している。また、クラウドでもオンプレミスでも利用可能とのことで、同社ではAWS上に構築したという。

今回の書籍管理システムは、まずテーブルに書籍（書籍名、画像など）を登録。書籍毎に、貸出状況、貸出日、返却(予定)日、利用者情報が登録できるようになっている。書籍が貸出/返却された場合はSlackのチャンネルに通知が飛ぶようになっている。読了後にはレビューも記載できるようにして、次の利用者の参考にしている。
本件担当の後藤氏によれば「Pleasanter標準の機能だけなら初心者でもハードルを感じずに使えるのではないか」とのことだったが、書籍の一覧ページで貸出/返却を選択するにはボタンを追加するためのスクリプトを書く必要があり、少々苦戦したとのこと。標準以外のところでカスタマイズしていくには経験も必要になりそうだ。

この取り組みはPleasanterを活用していくきっかけになったとのことで、会議室の予約システム、勤怠管理、お問い合わせ管理などにも利用しているという。
同社では、Pleasanter導入支援も手掛けているとのことで、気になった場合にはぜひお問い合わせいただきたい。