「Pleasanterって、オープンソースで無料で使えるんですよね?」
営業現場でよくいただく質問です。
確かに、Pleasanterはオープンソース(AGPLライセンス)で提供されており、誰でも無償で利用可能です。ユーザー数や基本機能に制限はなく、システムとして十分に活用できます。
しかし実際には、企業や自治体の多くが「有償ライセンス(Enterprise Edition)」を選択しています。ではなぜ、無料で使えるにもかかわらず有償ライセンスが選ばれるのでしょうか?
・無料で利用可能(ライセンス費用ゼロ)
誰でもダウンロードしてすぐに使えます。小規模利用や検証目的には大変魅力的です。
・ただしサポートなし(自己解決が前提)
不具合や障害が起きた場合も、すべて自力で調査・対応しなければなりません。業務に影響が出ても「誰かに頼れる保証」はありません。
・法務リスク(AGPLライセンスの制約)
利用形態によってはソースコード公開義務が発生する可能性があり、企業利用にはリスクが伴います。
・年間サポート付き(問い合わせ窓口あり)
ベンダー(インプリム社)のサポート窓口に質問や不具合対応を依頼できます。基幹業務で利用する場合、この安心感は非常に大きな価値になります。
・法務的に安心(商用ライセンス契約)
商用ライセンスに切り替わるため、AGPLライセンスの制約を気にせず利用できます。法務部門からの承認も得やすくなります。
・機能面での優位性
有償ライセンスでは、エンタープライズ利用を前提として項目数の拡張が提供されています。
Pleasanterは無料でも十分な機能を持っています。
ただし、企業が業務の基盤として長期的に利用するなら「安定稼働」「法務リスクの回避」「トラブル時の対応」が欠かせません。
そのため、多くの企業は以下の理由で有償ライセンスを選択しています。
• サポート体制がある
• 法務的に安心
営業現場では「無料で始められる安心感」と「有償にすることで得られる安心感」を対比させると、納得感を持っていただきやすいです。
次回は「有償ライセンスを提案する際のトークに活かせるポイント」についてご紹介します。
2025-09-10
103-0023 東京都中央区日本橋本町4-8-15 ネオカワイビル 6F
9:30-18:30
2015年6月19日
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30,000,000円
25名
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