今回のクライアントは食品保険協会。昔からの制度に昔からのシステムで長年対応してきていたが、時代とともに変化していく環境に対し、現行制度、現行システムでは限界を感じていた。そこで、制度改定に踏み切ったタイミングでシステムの刷新も検討することとなり、株式会社イーエフアイが受注することとなった。

新制度を追加するにあたり、大枠での要望、要件は決まっていたものの、詳細の仕様を詰めることがなかなかできなかったため、同社メンバー数名が顧客先にて直接要件の確認、既存システムの調査を行った。旧システムは10年以上前に開発されていたこともあり、新たに言語の選定も行った。対面で細かく打ち合わせを重ねることで、見えなかった要件も拾うことができ、認識のずれも解消された。要件を固めてからも定例会を週1回設け、認識のずれや抜け漏れの確認を細かく行いながら作業を進めたという。
また新システムの導入については、一度に切り替えるのではなく、現場を第一優先に、旧システムとの並行利用していった。あるタイミングで自動で切り替える仕組みも組み込んだ。そうすることで現場の混乱を避け、新システムの導入もスムーズに行うことができたという。

フェーズに合わせてクライアントと同社で担当を分けることで、作業効率化にもつながり、最低限のコストで開発を行うことができた。特にクライアントからは、仕様の未確定部分が多く、その調整から対応してもらえたことが助かったと好評だったようだ。今後も利用するユーザー目線でのシステム開発と、円滑なコミュニケーション、レスポンスの早さを意識していきたいとのこと。