株式会社Funseekで手掛けたのは、飲食店のオーダーシステムと給与管理システムの連携。クライアントの給与管理システムは開発済みですでに稼働していたが、店舗の売上などのデータは入力が必要。時間も手間もかかり入力ミスも起きかねないことから、オーダーシステムを新たに開発し、売上などを自動集計した上で、給与管理システムに反映させることになった。
当初、クライアントの飲食店のオーダーは紙伝票を使用していた。会計時の料金計算、閉店業務におけるオーダーの集計には時間も手間もかかり、ミスが起きることもあった。また、数年間にわたって伝票を保管しておく義務もあるなど、さまざまな不便もあったという。
IT化が進んだ昨今、専用端末を使うシステムのほか、従業員のスマホでオーダーを取るシステムなど、飲食店におけるIT化されたオーダーシステムは決して珍しいものではない。しかし、今回のクライアントは少し特殊な飲食店。各顧客の担当従業員は誰なのか、どの従業員が取ったオーダーなのかといったことが給与に反映される仕組み。一般的な飲食店であれば、固定給の社員、時給制のアルバイト従業員だが、今回のような給与体系が複雑な飲食店の場合は、その仕組みに合った開発が必要になる。そのため、まずは徹底的に業務内容のヒアリングを行うことから始めたという。実際の業務がどんな流れで行われ、給与にどんな影響を与えるのか、イレギュラーな条件にはどんなことがあるのかを把握し、それらをシステムに反映させて行った。
その甲斐あって、クライアントからは「会計時の集計作業、業務後の集計作業が不要になった」「各従業員のオーダー状況を瞬時に把握できるようになった」など、高い評価を頂き、当初は1店舗のみへの導入だったものが、系列の複数店舗に同じシステムを導入したという。
同社では、今回のような高い評価を得ることができたのも、強いこだわりがクライアントに伝わったからではないかと考えている。徹底的なヒアリングを行い、クライアントの業務に寄り添った形でのシステム開発を行う。開発側が「こうしたほうがいい」と押し付けるのではなく、クライアントがどんな問題を抱え、何を求めているのかをくみ取った上で、その問題を解決し要求に応えることを考えている。
また、もうひとつのこだわりがデザインだ。もちろん、デザインが格好良かったり、おしゃれであったりする必要はない。とにかく使う人にとって使い勝手がいい機能性を備えたデザインを心掛けている。近年は、一般の人たちが使うアプリやウェブサービスなどのデザインもどんどん洗練されてきているが、給与管理システムのような管理者だけが使うようなシステムはそうではないことが多いことから、使いやすいGUIにはこだわっている。
そして最後のこだわりが、認識の食い違いを極力減らすということ。どうしても、システム開発のプロである開発者と、そうではないクライアントの間には、ITリテラシーの違いもあって認識の食い違いが起きがちだ。そうなってしまわないよう、お互いに気になる点は全てあらかじめ話し合った上で文書にすること、そして、開発を始めた後も担当者と密にやり取りをし、開発中のシステムのモックアップをこまめに見てもらうことなどを徹底している。
開発業務の人材事業や、WEB広告/マーケティング、受託開発など様々な現場での経験で幅広い知識やノウハウを身につける。システムは目的を達成するための道具と考え、効率的で且つ活用しやすさを常に考えてた設計や改善を得意としている。
2023-12-08
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2016年1月8日
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