DealerShipは、株式会社パワーエッジの塩原氏が、Andoroidのバージョンが4だったときにPOSレジシステムをタブレットでも動かせるようにしたシステム。当初は構成などでかなり苦労したが、いろいろなレジを実際に操作しながら仕組みを学び、ただの計算機ではないレジにしようという目標を掲げ、計算機プラスアルファの機能として売上分析や履歴情報、顧客管理機能なども付加した。主なターゲットは、同社の販売管理システムを利用しているアパレル企業。販売管理システムとPOSレジシステムを連携させて利用できると考えてのことだ。

このシステムは小売業者向けに開発した。規模の大きいクライアントでは約150店舗が導入。50店舗、60店舗といった中規模のクライアントや、10店舗前後のクライアントも導入している。レジだけで在庫管理が可能であったり、低減税率にも対応しているので、1店舗だけのコンパクトなクライアントでも簡単に対応が可能。幅広い店舗で利用できる。
このシステムのメリットは、イニシャルコストが低く、初期導入費用は15万円。月々の費用は5000円程度のため、導入しやすいのではないかと考えている。今までのPOSレジは、機能が良いが高くて保守料金も高いというのが定説。シンプルでわかりやすい機能を搭載し、これまでのPOSレジほどの機能は必要ないような企業をターゲットにしている。もちろん、運用していく中でサポートは不可欠。それも重要視し、サポート充実させていこうというコンセプトで徐々に広げているとのこと。