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クライアントはある自動車メーカー。日々の修理、作業記録をカメラで撮影し、その情報をExcelに手入力し、画像を張り付ける作業を行っていた。日々の修理作業において「いつ」「どの箇所」「なにをした」という記録を付け、顧客とのやり取りや社内での管理用に活用していた。写真データを貼付けるだけであればそこまで手間にはならないものの、写真だけではカバーしきれずに手入力業務が発生していた。そこでクライアントは、業務効率化のためハンディターミナルの導入を検討。株式会社日本シスラルはハンディターミナル側への組み込み開発、Excelとの連携などのシステム化を担うこととなった。ハンディターミナルでは画像処理、テキスト作成の処理を行い、それをExcelに落とし込むものだ。

ハンディターミナル向けの開発は初めてで試行錯誤もあったが、クライアントの要件定義後は同社で設計。一番の課題は、ハンディターミナルの画面に必要項目をいかに収めるか。決して大きくはないハンディターミナルの画面に必要な情報をうまく収めるために、サンプルを作り、クライアントと実際の画面を見ながら開発を進めた。結果、手戻りもなく、一番の課題をクライアントと一緒に解決することで、その後の開発にも良い影響を与えることができた。納品後も「ハンディターミナル一つで作業が完了する」「手入力作業が減り効率化につながった」と好評で、機能追加などの2次開発も進んでいるという。