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AWSをいち早く導入。この経験を活かし他社システムの開発を開始(3)

外部ベンダーのパッケージを一つずつAWSにリプレイス

2013年からは、外部ベンダーのパッケージ系のシステムを一つずつAWSにリプレイスし、2015年からは基幹システムの入れ替えを行い、2018年にはすべて完了した。その間の2013年4月にハンズラボは東急ハンズの子会社として独立。当初はハンズラボのエンジニア数人からのスタートし、徐々に人数が増えて数十人が関わるプロジェクトになった。エンジニア数人がAWSの環境を設計した後、残りのエンジニアがアプリケーションを納めていくような役割分担。エンジニアらはAWSを自ら学び、知識を身につけてからプログラムを書いたという。

AWS起因のトラブルはなく、自分たちで責任を負いながら開発

システムを移行する場合、どんな環境下でも必ず失敗や事故が起きるもの。当時の東急ハンズのAWS移行においてもトラブルはあったものの、AWS起因ではなく、新旧システムの同期が取れていないなど、プログラム側に起因したトラブルだったという。従来ならば外部ベンダーがプログラムを手掛け、品質の担保を行うためミスは起こりにくいが、当時はハンズラボで内製化していたので、ミスによる損失も自分たちで負い、自分たちで一貫して行う覚悟で取り組んでいた。

一通り試した経験を生かして、業務を見極めてから新機能導入

AWSの場合、新しい機能が次々と追加されると、いろいろなことをついやりたくなってしまう時期もあったという。例えば、紙で伝票処理していたものを電子化するようなことは、インフラがあり、AWSのプログラムを書けるエンジニアがいればすぐに実現できてしまう。これによって企業としてのスピード感を生み、店舗で何かを見ればシステム化したい欲求に駆られて、やりたいことが渋滞してしまうような状況にもあったという。
基幹システムの入れ替えを行っていた2016年、17年当時は、ハンズラボでも新機能が出ればまずはやってみようという姿勢で臨んでいたが、次第に一通り試してやり切るフェーズは終わり、現在は業務にとって本当に必要な機能かどうかを精査してから取り掛かる態勢になっている。

ハンズラボ株式会社取締役COO
兼 株式会社東急ハンズITソリューション部部長
北垣 次郎(写真右) 氏

ハンズラボ株式会社
更新日時

2023-12-08

所在地

160-0022 東京都新宿区新宿6-27-30 新宿イーストサイドスクエアWest 3F

設立

2013年4月1日

事業内容

ITソリューション事業

資本金

50,000,000円

従業員数

56名(2020年12月現在)

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