有限会社システムデザイン研究所は、ハンディターミナル、スマートフォン向けのアプリケーション開発ツール「HANDY-TALK」と「MOBILE-TALK」を開発した。これらのツールは、商品、原材料、部品の在庫管理、配送管理、工場の工程管理などを目的に開発。運輸業、倉庫業、製造業、医療品卸業、雑貨販売などの大手企業から中小企業まで、200社以上の幅広いユーザー層で導入されている。
同社によれば、導入理由の多くは、要望する機能が短期間で実現できることだという。早い場合はその場で画面の構成を変更したり、機能を変更/追加するなど、アプリ担当者が現場担当者とその場で端末の画面を見ながら作業ができるという。HANDY-TALK、MOBILE-TALKは、マウス操作とキーボード入力で設定を行う。開発言語を知らなくてもアプリケーションを迅速に作成することができるツールだ。
一度開発したアプリケーションを現場で運用し始めると、改善要求(変更要求や追加要求)が出てくる。これらのツールでは、まずは標準機能で対応を検討するが、それができない場合には、カスタマイズ機能を使って追加することができる。様々な方法でカスタマイズ機能を追加できるが、例えば、統合開発環境(IDE:Integrated Development Environment)であるMicrosoftのVisual Studioを使って作成したメソッド(関数)やコントロールを呼び出すことができる。独自の機能を柔軟に追加できるのだ。
また同社では、これらのツールでは、サンプルアプリケーションや自習用教材であるチュートリアルを提供しているほか、アプリケーション開発に関する講習会やコンサルティングなどのサービス(有償)も提供しているという。
HANDY-TALKとMOBILE-TALKのメリットの一つとして、遠隔地での導入が容易であることも挙げられる。通常のアプリケーション開発方法では、それぞれの現場でのインストールが必要であったが、これらのツールは1つの設定ファイルでアプリケーションを一元管理していることから、個々のデバイスへのインストールが不要。設定ファイルをメールやFTP、またはリモート操作を使用して現場に送ることで、システムの移行を迅速に行うことができる。また、プログラムのコードを最小限に抑え、GUIを使用した操作でアプリケーション開発を行うため、現場の担当者と連携し、作業に適した仕様を決定していくことができる。開発業者にとっては納期短縮にもなるため、作業効率を上げることもできるという。
2023-12-08
2000年4月17日
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